9月10日 休日 - 美しい日本人
2009年 09月 12日
その男性は御年90歳。縁あって、初対面であったが偶然お話を聞くことになった。
礼をわきまえ、身のこなしには無駄なく、90歳とは思えないほどスピーディーに行動し、デジカメも自由自在に操り、15歳は若く見えた。無礼に対し容赦なく厳しく叱るがその言葉のひとつひとつには相手に対しての敬意が感じられる。どんな若輩者でもどんな相手であれ。
叱れるのは久しぶりであった。
かつて武道を学んでいたころの事を思い出した。道場に入る時に一礼するとき、すっと体の軸に一本なにかが通りぬける瞬間があった。身も心も研ぎ澄まされる瞬間。
かつての日本人とはそんな礼節をわきまえた美しい人々ではなかったか。
残念だけれど昔には戻れない。今の私たちやこれからの若者がその方のようにはなれないだろう。生まれ育った境遇も環境も経験してきたことも圧倒的に違うのだから。しかし少なくともそんな美しい日本人とわずかでも共に生きる時間が与えられたのであれば、その精神に触れ、厳しさを知り、素直に受け止め、敬い、そして新しい時代の「美しい日本人」でありたいと思った。
その方が別れ際にこういった。「日本をよろしくおねがいします」
そしてひと束のローズマリーをいただいた。
礼をわきまえ、身のこなしには無駄なく、90歳とは思えないほどスピーディーに行動し、デジカメも自由自在に操り、15歳は若く見えた。無礼に対し容赦なく厳しく叱るがその言葉のひとつひとつには相手に対しての敬意が感じられる。どんな若輩者でもどんな相手であれ。
叱れるのは久しぶりであった。
かつて武道を学んでいたころの事を思い出した。道場に入る時に一礼するとき、すっと体の軸に一本なにかが通りぬける瞬間があった。身も心も研ぎ澄まされる瞬間。
かつての日本人とはそんな礼節をわきまえた美しい人々ではなかったか。
残念だけれど昔には戻れない。今の私たちやこれからの若者がその方のようにはなれないだろう。生まれ育った境遇も環境も経験してきたことも圧倒的に違うのだから。しかし少なくともそんな美しい日本人とわずかでも共に生きる時間が与えられたのであれば、その精神に触れ、厳しさを知り、素直に受け止め、敬い、そして新しい時代の「美しい日本人」でありたいと思った。
その方が別れ際にこういった。「日本をよろしくおねがいします」
そしてひと束のローズマリーをいただいた。
by gf-smanager
| 2009-09-12 19:29